台湾現地法人での就業規則は、台湾の労働基準法を始めとする労働関連法令に基づいて作成する必要があります。特に台湾の労働関連法令では、労働者側に立った内容が多く注意が必要となります。
就業規則作成の目的
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従業員の信頼関係や責任感の構築
就業規則は従業員を縛りつけるだけのものではありません。全員が会社のルールを守ることによって、相互に信頼関係と責任感が構築されることが大切です。
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ルールを守る習慣づくりの基礎
会社の最も基本的なルールであり、これを全員が守っていることによって、ルールを守る習慣づくりの基礎となります。
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業績向上のための最小限のルール
会社の最終目標は利益を挙げることにあり、就業規則は業績を挙げるための最小限のルールそのものでもあります。
就業規則の内容
基本的には労働基準法に則っていることが必要です。大きく分けて次の8つの項目について規定します。
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雇用関係
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労働時間・休暇
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賃金、及び計算方法
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手当・賞与
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規律
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賞罰
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解雇・退職
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福利・その他